
ペンタブレットを買おうか迷っているんだけど、板タブレットってどうなの?
使い心地や値段は?



イラストレーター歴13年、Photoshop歴20年の卯月まめです。
このたび板タブをWacom Intuos Proに買い替えたので、実際の使い心地や感想をお伝えしますね。
この記事ではこんな事がわかります
- 板タブレットの描き心地
- 板タブレットのサイズと使用感
- 板タブレットのメリットとデメリット
- 板タブレットの価格
購入したのはこちらです


描き心地は少し固めで、芯のすり減りが早い
実際使用してみて思った描き味は少し固めです。
また芯の部分もすり減りが早いように感じました。


少し使っただけで、すり減っています💦
どうやら、芯のすり減りが早いのは、液晶タブレットの場合でも同じようです。
芯の消耗が気になる人はステンレス芯を検討するのもアリです
替え芯が付属しています


替え芯もセット内容に含まれていて、標準芯が6本、フェルト芯4本が付属しています。
ペン立ての裏側で、芯を外せるようになっていて、中には替え芯も収納されてます。なにこれ便利!
標準芯とフェルト芯を両方試してみましたが、フェルト芯の方が気持ち描き味柔らかめかな?程度で、最初はそこまではっきりした違いは感じませんでした。しかし、少し使って芯が削れていくと、フェルト芯はキュッキューと摩擦音が鳴るようになってしまいました。これはかなり気になります💦
どちらかを選ぶなら個人的には標準芯ですね。
サイズを1段小さくしてみた結果


以前使っていたペンタブは同じくWacom Intuos シリーズのLサイズで、かなり大きかったです。
Lサイズでも特に問題なくイラストを描いていたので、1段小さいサイズにする事にやっぱり多少の不安がありました💦



ちなみにディスプレイは23インチを使っています。


▲こちら、新しいタブレットとPhotoshopで描いてみたイラストです。
ディスプレイに対して小さめのタブレットになりますが、特に気になるような事も無く、快適にイラストが描けました。
むしろペンタブが小さい分、手の動きが少なくて済むので楽に感じました。
ただ、人によっては、ペンタブのサイズが小さいと腱鞘炎になりやすくなるので、腕で描ける大きなサイズが良いという意見もありました。タブレットの最適な大きさは人によって感じ方や考え方にかなり差がありそうですね💧
13年の年季の入ったペンタブと比べちゃうと違いすぎて当たり前なんですが、さすがに以前のものより断然動きがスムーズになって描きやすかったです!嬉しい!
以前はペンの筆圧感知が急にマックスになったりする事がしょっちゅうだったんですが、それも完全に消えてました。
やっぱりサポート外の古いタブレットだったのが原因だったのかな?
それどころか省スペースになって、デスクがすっきり✨
価格もLサイズより安いので、私にとっては一石二鳥でした。
ワイヤレスにもできるが、充電が必要


なんと新しいペンタブにはBluetooth機能がついていました!進化を感じます。
Bluetoothがあれば、ワイヤレスで使用する事もできるので、ノートパソコンなどを持っていけば、出かけ先でイラストを描く事もできますね。
ただしペンタブ本体の充電が必要です。
私はデスクトップでのみ、作業をするのでワイヤレス機能を使う事は無いですが💧
価格は楽天で税込み、送料込みで33,000円
▼価格 | |
---|---|
Wacom公式ストア | ¥40,480 |
amazon | ¥33,618 |
楽天 | ¥33,000 |
amazonと楽天も、公式で販売されているものですが、アウトレットなので安くなっているようです。
私は楽天で買いましたが、外箱もキレイだったし、問題なく使えてます。
私は楽天マラソンがある時に買いました


ファンクションキーは配置がいまいち


板タブ本体の横にあるファンクションキーに、好きなショートカットキーを割り当てる事ができます。
正直言うと、キー自体の位置に指が置きにくいせいか、ちょっと使いづらいです💧
常時押せるボタンはせいぜい2個でしょうか
私は別でワイヤレスのテンキーを買い、そこにショートカットキーを割り当てて使用しています。
Amazonの方が安かったです


板タブレットと液晶タブレットの違い
ペンタブレット(通称ペンタブ)とは、ペンでパソコンの操作ができるデバイスの事で、イラストを描く場合は必須とも言えます。
ペンタブには大きく分けて、液晶タブレット(通称液タブ)と板タブレット(通称板タブ)の2種類があります。
ペンタブの種類 | 違い |
---|---|
液晶タブレット | 操作画面がタブレット本体に映る、タブレット画面に直接描く |
板タブレット | タブレットには何も映らない、パソコン画面を見ながら描く |
タブレットの性能は筆圧感知や、傾き感知、描写速度などがありますが、Wacom Intuos Proシリーズは国産板タブレットでトップクラスの性能です。
大きさはSmall、Medium、Largeの3種類。



今回買ったのは板タブのWacom Intuos Proの、中ぐらいのMediumサイズです。
板タブレットのメリットと、デメリットも一緒にお伝えしますので、ペンタブレットの購入で悩んでいる方は、参考にしてみてください。
板タブレットのメリットとデメリット
メリット
- 腰痛予防になり、長時間の作業も疲れにくい
- 描いているイラストが手で隠れない
- 省スペースなので、デスクまわりがスッキリ
- 耐久力が高く長持ち
- 価格が安い
腰痛予防になり、長時間の作業も疲れにくい
パソコンの画面をまっすぐ見て、イラストを描く事ができるので、腰痛や肩こりの予防になります。
そんな変わらないと思われるかもしれませんが、イラストを描く時は1~3時間以上の作業になるので、座る姿勢は体の負担をかなり左右します💧
特に私は腰痛持ちなので、長時間作業するのにも、ここは大事なポイントです。



私が板タブにした一番の理由は腰痛予防のためです。
描いているイラストが手で隠れない
液タブや、iPadなどのタブレットで直接画面に描くタイプのものは、自分の手で画面が隠れて見えなくなってしまうんですが、板タブレットは、画面と描く作業が完全に分離されているので、隠れて見えないという事は無いです。
省スペースなので、デスクまわりがスッキリ
デスクがボロボロで恥ずかしいです💦


実際に収納している様子です。私はこんな感じで引き出しの中に閉まって、描く時に引き出しを出して描いています。
多分、こんな風に収納している人はあまりいないと思います。
ちなみに前回のタブレットは大きすぎて入らなかったため、今とはキーボードと逆の位置になってました。
それでもデスクからはみ出す大きさでした💧
耐久力が高く長持ち
たまたま良い物に当たったのかもしれませんが、前回使っていた板タブレットも13年ほどバリバリに動いていました。
さすがにペンの芯は消耗品ですが、板タブ本体はとてつもない耐久力です。
価格が安い
液晶タブレットに比べると、プロ仕様でも価格はかなり安いですね。
デメリット
- 慣れるまでに時間がかかる
- 姿勢や、描く場所を変える事が難しい
慣れるまでに時間がかかる
板タブは画面と手を動かす作業領域が完全に分離しています。
液タブのように、タブレットを見ながら描く事ができないので、直感的な操作が難しく慣れるのに時間が必要です。
姿勢や、描く場所を変える事が難しい
基本的にパソコンのディスプレイを見て描く事になるので、iPadのように寝っ転がりながら描くとか、ソファに座って描こう🎵とかは出来ません。
超有名なイラストレーターさんも板タブレットを使っています
液タブ全盛期かと思いますが、板タブレットも描きやすくて私は大好きです。
よー清水さん(@you629)や、さいとうなおきさん(@_NaokiSaito)など、超有名なイラストレーターさんも、メインは板タブという方も多いです。
タブレットをこれから買う上で、参考になれば幸いです。
私は楽天マラソンがある時に買いました


芯の消耗が気になる人はステンレス芯を検討するのもアリです