
髪の毛一本一本描くのが大変なんだけどー!💦



そんな時に便利なブラシの作り方をご紹介します。
このブラシがあれば、長い毛や、もこもこした被毛を描くのが楽しくなりますよ✨
この記事ではこんな事がわかります
- 髪の毛を簡単に描けるヘアブラシの作り方
- 動物の被毛などを描ける毛玉ブラシの作り方
- 毛を簡単に描けるブラシを無料でもらう
この記事を書いたのはこんな人です


卯月まめ
- Photoshop歴 22年
- イラストレーター歴 13年(2009年~)
ゲームに登場するモンスターやアイテム、書籍の挿絵などのお仕事をしています。
リアルで厚塗りのイラストが得意。特に動物が得意で、伝説上の生き物やモンスターなどファンタジー系をよく描いています。
髪の毛や、動物の被毛などを簡単に描けるブラシの作り方を解説しています。
用意する画像や設定を変えて色々アレンジしても、面白いブラシが作れると思います。
今回作ったブラシを5つ無料配布しています。
以下の利用規約を読んでダウンロードしてください。
利用規約
ブラシの再配布は不可です。
ブラシで作成したイラストは商用利用OKです。
一度だけで結構ですので、ブログやSNSなどで、リンクをしていただければと思います。
ダウンロードはこちらから!
自分で描いたイラストをブラシにする方法


まずはブラシにしたい画像を描きます。
キャンバスのサイズは500×500pixelにしました。
今回は髪の毛や、動物の長毛部分に使える「ヘアー」のブラシという事で、点をちりばめたような画像を作ります。
エアブラシや、少し不透明度を下げたブラシを使用して、ぼんやりした薄めのシルエットにしました。
細かい部分は気にせず、ササっと描いていきます。


ブラシにしたいイラストの、背景など不必要なレイヤーは必ず非表示にしておきます。
上部メニューから「編集」→「ブラシを定義」をクリック


ブラシ名を付けるダイアログが出ますが、ひとまずここはそのままでも大丈夫です。
*画像は木の葉ブラシですが、方法は同じです。


「OK」をクリックすると、ブラシの一覧の一番下に、ブラシが新しく追加されています




このままでは使い物にならないので、細かいブラシ設定をしていきます。
上部のブラシメニューからブラシフォルダのアイコンをクリックするか、上部メニューの「ウィンドウ」→「ブラシ設定」にチェックを入れて、ブラシ設定画面を表示します。
設定例
ブラシの設定例です。
さらさらの髪を描くのにピッタリなヘアブラシと、もこもこがすぐ描ける毛玉ブラシの2種類です。
同じ設定でも、画像を変えるとまたブラシの雰囲気が変わります。
さらさらヘアーブラシの設定


髪の毛や、動物の長い被毛にもよく使います。
このブラシの設定は以下のような感じです。


ブラシ先端のシェイプ
間隔を1%まで下げます。
直径も約500pixelあると大きすぎるので、ひとまず100pixelまで下げます。


シェイプにチェックを入れます。
サイズのジッターのコントロールを「筆圧」にします。
太い束の髪をイメージしたブラシですので、最小の直径は70%にして、あまり細くならない設定にしました。



細い束のようなタイプなら、最小の直径を0%にすると、筆圧で細くなるよう調整できます。


その他にチェックを入れます。
不透明とインクの流量のコントロールを「筆圧」にします。
毛玉ブラシの設定


動物の被毛や、冬服の毛襟や毛袖などにも使える少し剛毛な感じの毛玉ブラシです。
こちらは対象モードの放射状を使って描きました。


ブラシ先端のシェイプ
間隔を17%に設定しました。


シェイプにチェックを入れます。
- サイズのジッターは20%
- 角度のジッターは100%
- 真円率のジッターは20%
- 最小の真円率は25%
- 左右反転のジッター、上下に反転のジッターにチェック


散布にチェックを入れます。
散布を16%にしました。


その他にチェックを入れます。
コントロールを「筆圧」にしました。
今回作ったヘアブラシを無料配布します


今回作った5つのヘアブラシを無料で配布いたします。
- ふわふわの柔らかくて細い毛足の毛玉ブラシ
- ザクザクとした毛足の剛毛毛玉ブラシ
- 太い束のヘアブラシ
- 1本の太い線に細い線がついているヘアブラシ
- 細い線しかないヘアブラシ
利用規約
ブラシの再配布は不可です。
ブラシで作成したイラストは商用利用OKです。
一度だけで結構ですので、ブログやSNSなどで、リンクをしていただければと思います。
ダウンロードはこちらから!
ブラシ次第で簡単に絵を描ける!


こちらのイラストは髪の毛としっぽはヘアブラシ、服の毛襟部分は剛毛毛玉ブラシを使用しています。
ブラシでザクザク描いただけでなく、指先ツールでぼかしたりして調整しながら描くと、より「それっぽさ」が出ると思います。
木の葉ブラシの作り方もあります
他にもPhotoshopの基本操作や小ネタなどを載せています。
このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。