
色違いを作りたいんだけど、上手くいかないよー!💦
もっと自然な色の変更方法って無いかな?



イラストレーター歴13年、Photoshop歴20年の卯月まめです。
グラデーションマップを使えば簡単に、かつ自然な色変更ができます!
カラーバリエーションを作る時にもおすすめです。
この記事ではこんな事がわかります
- 色を変更する方法
- グラデーションマップの使い方


今回こちらのイラストの、龍の体の青い色を変更します。


レイヤーはこんな感じ。
(私にしては)細かく分かれていますが、今回は「体」のレイヤーを使用します。竜の青色の部分がこのレイヤーに描かれています。
髪の毛や瞳など、のちのち色を変更していく予定がある部分は、レイヤーを分けて描くと、変更が楽にできます。
それでは解説していきます。
グラデーションマップレイヤーの作り方と使い方


- 色を変更したいレイヤーを選択
- レイヤーウィンドウの下にある丸いアイコンをクリック
- グラデーションマップをクリック


「体」レイヤーのすぐ上に、「グラデーションマップ 1」というレイヤーが新しく作成されます。
「グラデーションマップ 1」レイヤーより下にあるレイヤーは、グラデーションマップの影響を受けるため、背景も含めて色が変更されています。
クリッピングマスクを使い、「体」レイヤーのみにグラデーションマップを適用するようにします。


- 「グラデーションマップ 1」レイヤーを選択
- レイヤーウィンドウの右上にあるハンバーガーメニューをクリック
- クリッピングマスクを作成をクリック


「体」レイヤーのみに適用されました。


グラデーションマップレイヤーにある、グラデーションマークをWクリックします。
すると、グラデーションマップのプロパティウィンドウが表示されます。


- グラデーションマップのプロパティウィンドウから、グラデーションバーをクリック
- グラデーションエディターの、グラデーションバーの下にあるカラー分岐点をクリック
- カラーを変更する


赤っぽい色にはなりましたが、まだのっぺりとした不自然な赤です💧
グラデーションエディターでの微調整方法
より自然な色味にするために、グラデーションの色を細かく調整していきます。


さきほどのグラデーションエディターから、カラー分岐点の何もない部分をクリックします。


すると新しいカラー分岐点が追加されます。
こちらも色を変更する事ができます。


カラー分岐点をドラッグすると、位置を変更する事ができます。


右に移動してみました。
カラー分岐点の位置を変更するだけでも、かなり印象が変わりますね。
このカラー分岐点を足したり移動したり、色を変更したりして細かく調整していきます。


今回はこんな感じで調整してみました。
一番左の暗い色にあたる部分を、グレー系にする事で反射光的な効果が出ましたね。
イラストや好みで、入れてみるのも良いかもしれません。
グラデーションマップレイヤーをコピーして、別レイヤーに適用する
ヒゲが青いのが気になるので、グラデーションマップをコピーして、「体」レイヤーと同じように赤くします。


- コピーしたいグラデーションマップのレイヤーを選択
- レイヤーウィンドウの右上にあるハンバーガーメニューをクリック
- レイヤーを複製をクリック


「グラデーションマップ 1のコピー」レイヤーをドラッグして、「髭」レイヤーの上に移動させます。
ちなみにこの流れは、Ctrl+C & Ctrl+V(コピー&ペースト)のショートカットも使えます。


最初のSTEP2でしたように、「グラデーションマップ 1のコピー」レイヤーを、「髭」レイヤーにクリッピングマスクの設定をすれば完了です!
グラデーションマップを上手く使えば、カラーバリエーションも作りやすい!




- レイヤーウィンドウで、グラデーションマップレイヤーを非表示にすれば、元の色に戻す事もできます。
- 新しくグラデーションマップレイヤーを作成すれば、カラーバリエーションをどんどん増やす事ができます。
他にもPhotoshopの基本操作や小ネタなどを載せています。
このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。