
Photoshopって有名だけど、絵を描くにはどうかな?
どんな事ができるのかな?



名前の通り写真の編集、加工が得意なアプリですが、イラスト制作としてもとても優秀です✨
他にもグラフィックに関する様々な特殊効果なども簡単に作る事ができますよ。
この記事ではこんな事がわかります
- イラスト制作ツールとしてPhotoshopでできる事
- Photoshopでできる事
- Photoshopの価格
- Photoshopのメリット、デメリット
この記事を書いたのはこんな人です


卯月まめ
- Photoshop歴 22年
- イラストレーター歴 13年(2009年~)
ゲームに登場するモンスターやアイテム、書籍の挿絵などのお仕事をしています。
リアルで厚塗りのイラストが得意。特に動物が得意で、伝説上の生き物やモンスターなどファンタジー系をよく描いています。
ここではPhotoshopについて詳しく解説していきます!
Photoshopとはグラフィック系の最強ツールです


Photoshopとはグラフィック系の世界最強ツールと言っても過言ではないです。
Photoshopが得意な事
- 写真や画像の編集
- デザインの作成
- イラストの作成
名前のとおり写真の編集や加工が得意ではありますが、イラスト制作はもちろん、UIやロゴ、バナーなどのデザイン系など、グラフィックに関わる事はほぼなんでもこなす事ができます。
デザイナーやグラフィッカーなどの、クリエイターの多くはお世話になっているアプリです。
世界中の企業でAdobe製品が使われている
Photoshopの始まりは1990年なので、今から32年前で、今なおアップデートを繰り返して改良されています。
名前が「フォトショップ」なので、「フォトショ」と呼ばれる事もあります。
長い歴史があるので、デザインやクリエイティブ系などの会社は、Photoshopを利用しているところがほとんどです。
つまり「Photoshopが使える」というだけでも、仕事をする上でとても有利になるのです。
Photoshopは以下の職業に興味がある人にも強い味方となります。
- グラフィックデザイナー
- イラストレーター
- フォトグラファー
- UIデザイナー
- WEBデザイナー
- 広告デザイナー
- DTPオペレーター
- DTPデザイナー
イラスト制作に便利な機能やサービス
こちらはPhotoshopで描いたイラストメイキングの動画です。
私の場合は、下描きから完成まで全てPhotoshopのみで作業しています。
私がイラスト制作でPhotoshopを使う理由は3つ



私自身もいくつかイラスト系のアプリを触ってきましたが、結局Photoshopに戻ってきてしまいました。その理由は3つ!
私の描きたいタッチと相性が良い
Photoshopは、水彩画や油絵のように、塗り重ねて描くタッチのイラストを得意とします。ペンタブレットの筆圧や傾きにも対応したブラシツールを使って、手描きの風合いを再現できます。
Adobe公式:Photoshopとは?
公式でも言っているように、私の描きたいゴリゴリの厚塗りタッチとPhotoshopは相性が良いのです💕
簡単操作でアイコンやエフェクトが作れる
イラストの仕上げに、エフェクトを入れたい事は多いです。
エフェクトを簡単操作でスピーディに作れてしまう点はとても大きいです。
別のイラストアプリを使用していても、最後の仕上げはPhotoshopでする人も多いんじゃないでしょうか
コンプリートプランで契約しているので
動くイラストを作るのも大好きで、Adobe製品のAfterEffectsで制作して、NFTとして出品しています。
またメイキング動画やゲーム動画なども、Adobe製品PremiereProを使い作成をしていて、YouTubeにアップもしています。
つまり、Adobe製品2つ以上を利用しているので、コンプリートプランがお得なんですよね。
そうすると必然的にPhotoshopも入ってくるので、あれこれ迷うくらいならイラストはPhotoshop1本でやっちゃった方が良いや🌟って結論になりました😅
公式サイトのブラシが豊富


こちらはAdobe公式のIMPRESSIONISTという、絵画の印象派をイメージしたブラシで描いたイラストです。
イラストを描く上で重要なブラシも、Photoshopでは公式サイトの無料配布だけでも、かなり豊富にそろっていますし、もちろん自分でブラシを作る事もできます。
昔に比べるとブラシの効果や描き味も格段に良くなっていて、ブラシによっては油絵風や水彩風などのアナログ感も簡単に出せるようになりました。
レイヤーに特殊効果を付ける事ができる




こちらはモノクロ(グレースケール)で描いたイラストの上に、色が付いた別のレイヤーを、色がはみださないように設定して、「オーバーレイ」で合成しています。
他にも合成したレイヤーの色を、明るくする覆い焼きや、スクリーン。逆に色を濃く暗くする効果の乗算など、レイヤーの合成モードも豊富にあります。
また、火の玉のまわりにある光のつぶ(パーティクル)には、「光彩(外側)」という光る表現をする特殊効果をかけてあります。
レイヤーは無制限に作成する事ができ、それぞれに様々な特殊効果をつける事も可能です。



「文字を立体にして光らせる」などの簡単なロゴ的なものなら、クリックだけで1分でできますよ
数千以上の商業利用可能なフォントが使い放題


こちらは日本語のデザイン系フォントを検索して出てきたフォントの一部です。
Adobeフォントでは数千という莫大な量のフォントを、Adobe製品に追加して利用する事ができます。
嬉しい事に、全てのフォントが無料で商業利用可能です!
商業利用可能なフォントって、探すのが結構大変だったりします💧特に日本語フォント!
なのでこのフォントは個人的にかなりありがたいサービスです。



イラストの中にフォントを使う場面は以外と多かったりしますが、そのフォントが商業利用可能かどうかはきちんとチェックしましょう💦
公式サイトからダウンロードできるフォントは、Adobe製品のみでしか利用できない仕様になっています。
他にもイラスト制作に便利な機能を一部紹介


イラスト制作時に便利な機能を一部紹介
まだまだできる事がたくさんありますが、全部紹介すると長くなりすぎるので、ひとまずこんな感じです。
Photoshopでのイラストの描き方はこちら
イラスト制作以外にもPhotoshopでできる事
Photoshopでは写真などの画像を編集、加工するのが得意です。
どんな事ができるのか、少しだけ紹介します。


- 特定の色を変更する
色を指定して自然に変更ができます。


- 特定のものを消す
画像に合わせて特定のものを消す事ができます。
サンプルではちょっと難しそうな写真を選んでみたんですけど、結構キレイに消えてくれてビックリです。


- 文字を立体にする
文字をぷるんとした感じで浮かびあがらせてみました。
文字以外にも同じ効果を付ける事ができます。
ちなみにAdobe公式でダウンロードできる「ABあっぱれ」という、最近追加されたフォントを使っています。


- 違う画像を合成する
違う画像を合成する事ができます👍
こちらは合成モードを「乗算」にして、不透明度を下げました。


- ビル群を荒廃した未来都市にする
こちらはまだベータ版の合成技術なんですが、わりと普通に使えます。
写真では東京の景色を「密林」「夕方」で設定してミキサーしました。
他にもまだまだやれる事はありますが、どれも簡単な操作でできるので、手軽にポンっと作れてしまう感じです。
これらの機能は、グラフィック系、デザイナー系の仕事でかなり使う事になると思います。



すぐに作れるのは時短にもなって嬉しいですね
Photoshopは以下の職業に興味がある人にも強い味方となります。
- グラフィックデザイナー
- イラストレーター
- フォトグラファー
- UIデザイナー
- WEBデザイナー
- 広告デザイナー
- DTPオペレーター
- DTPデザイナー
Photoshopの価格プランと購入方法
Photoshopに買い切りはありません。
サブスクリプション契約という、いわゆる定額プランを購入していきます。
無料お試しは7日間
無料お試し版があるので、自分のパソコンで動くかどうかを見てみると安心だと思います。
Photoshopのみが欲しい場合はフォトプランがお得


フォトプラン | 単体プラン | コンプリートプラン |
---|---|---|
PhotoshopとLightroomが使える | 1つのアプリのみ | 20以上のAdobe製品が自由に使える |
月払い / 1078円 | 月払い / 2728円 | 月払い / 6248円 |
年間プラン / 12936円 | 年間プラン / 28776円 | 年間プラン / 72336円 |



めっちゃ謎ですが、Photoshop単品よりも、Lightroomとセットのフォトプランの方がお値段が安いです。Lightroomは写真の編集、管理に特化したソフトです。
お値段は月払いでも年払いでも、ほぼ差は無いので、無料お試し期間ではわからなかった、たまにしか使わないという方は月払いの方が無難ですね。
Amazonにも取り扱いがあり、12ヵ月分、クラウドストレージが1TB分のものが一番安いようです。


短期間だけ使ってみたいという人には、公式の月払いプランが良さそうですね。
Adobeソフトが20種類が全て使い放題のコンプリートプランの価格
Adobeのソフトを2つ以上使用する場合は、コンプリートプランがお得になります。
ベクター画像が制作できるIllustratorや、動画編集に最適なPremiereProや、アニメーション制作が得意なAfterEffectsなど、Adobeの様々なソフトが20種類も自由に使える大変お得なプランとなります。
コンプリートプランのお値段比較(2022年7月調べ)
- 公式サイト 年間72336円
- Amazon 年間65,102円
- デジタルハリウッド 年間39,980円
価格がもっとも安くなっているのがデジタルハリウッド経由での購入となります。
コンプリートプランを公式サイトの半額で手にいれる方法
コンプリートプランをもっとも安く手に入れる方法はデジタルハリウッド(略してデジハリ)からの購入です。
なんと公式サイトの約半額で手に入れる事ができます。
なぜそんなに安いのか、それはこんな理由です▼
1994年の創立以来 デジタルクリエイティブ教育に貢献してきた実績が評価され、アドビ システムズ 株式会社より日本でも数少ない「プラチナスクールパートナー」に認定されています。そのため、デジタルハリウッドの学生はAdobe Creative Cloud(学生・教職員個人向けライセンスプログラム)を特別価格で購入できるのです。
引用:デジハリオンライン
つまり、デジハリから申し込むと、Adobe公認の学生として認定され、学割価格で買えるという事です



毎年契約可能なのも嬉しいですね。
私も毎年デジハリから申し込んで、AdobeCCコンプリートプランを手に入れてます。ありがたい・・・✨
年間39980円と公式サイトの約半額です
詳しくはこちらにまとめてあります
Photoshopのデメリット
こんなに素晴らしいツールですが、やっぱり欠点もあります。
- 値段がとにかく高い
- パース線の機能が乏しい
- タイムラプス(描写録画)機能が無い
値段がとにかく高い
なんと言っても値段が高いです💦
特にCG初心者の方にはハードルが高い値段と思われるので、安価で買い切りの、イラスト制作に特化したソフトCLIP STUDIOもおススメです。
パース線の機能が乏しい
また、Photoshopでは建築物などを描くのに必要なパース線の機能がほぼ無い状態です。
どうしてもパース線が必要な場合は自力で書いて用意します。
こちらもCLIP STUDIOの方が優れたパース線機能があります。
タイムラプス(描写録画)機能が無い
絵を描いた記録を録画できる機能もPhotoshopにはありません。
ただし、これは無料の録画ソフトで補えます。
Photoshopはクリエイティブライフの大きな味方
- Photoshopはイラスト制作ツールとしてもとても優秀
- プロのイラストレーターも使っている
- ただし値段が高い
なかなかお値段が高いので踏み込むには勇気がいりますよね💦
しかしクリエイティブライフの大きな助けになるのは確かです。